うたたねの

育児と本と時々映画。

久しぶりの村上春樹。

学生時代は村上春樹の文章が大好きだった。

けれどここ何年もの間、なぜか村上春樹から遠ざかっていた。

日本に一時帰国したときに村上春樹の新刊「騎士団長殺し」の文庫が本屋で平積みになっていたので全巻買い込んで、育児の合間に読んでいる。

のっけから主人公が車で東京から北海道まで旅する。そしてまた登場人物の一人が穴倉にもぐる。私にとっての春樹の小説の魅力の一つは、登場人物たちのこうした移動。

在宅ワークだし、町からほとんど出ずに暮らしている私にとって、春樹の小説から得られるトリップ感はとってもとっても爽快である。